2007年10月31日水曜日

面白き こともなき世を 面白く

「面白き こともなき世を 面白く」

高杉晋作の辞世の句と言われています。

長州藩のあばれ牛といわれながら、師吉田松陰の「10年じっと世の動きをみて行動せよ」という教えをまもり、西行ならぬ東行と名乗ってお坊さんになったりします。

その彼も、上海を視察し、イギリスの帝国主義によって骨抜きにされた清王朝をみて、行動に移ります。

肺結核にかかっていることがわかり、余命が長くはないと知ったことも、彼をかりたてる動機になったようです。

それからは、「世の中が面白くなるのを待つのではなく、みずからが世の中をおもしろくする」とばかりに、すさまじい活躍をします。

同じ人間でありながら、心の底から、畏敬の念をおぼえます。