2012年4月14日土曜日

世に棲む

ひさびさに司馬遼太郎の「世に棲む日々」を読みました。

高杉晋作は、天才的な変革リーダーです。
時代を見通す力もさることながら、「時宜を待つ」ということと、いざ幕府との戦いが始まるや素早く行動を起こすという緩急が絶妙でした。
早すぎても、緩すぎても結果は違っていたでしょう。
行動を起こす力も大切ですが、「時宜を待つ」勇気と胆力こそが変革リーダーの重要な資質だと思います。同じ「世に棲む」人間として、あらためてその生きざまにめまいを覚えました。