2007年6月26日火曜日

ネットは社会にプラスか?

日本経済新聞に、日米中のインターネット利用者1.2万人を対象にした調査について載っていました。
(日本1万人、米中各1千人)

  1. 「ネットはあなたの生活をより良いものにしていますか?」に対して「良くしている」または「どちらかといえば良くしている」と答えた人の母集団全体における割合
    日本90.8%、中国95.4%、米国80.1%
  2. 「ネットは社会をより良いものにしていますか?」に対して「良くしている」または「どちらかといえば良くしている」と答えた人の母集団全体における割合
    日本53.4%、中国93.2%、米国65.7%

社会をよくしているかどうかについて、中国は肯定的、日本は半分近くが懐疑的という結果です。

中国は、昇り竜状態であり、いままでの情報格差による統治が崩れたことにより社会が開かれてきたと実感できるで、肯定的傾向が強いのかな、と思います。

一方で日本は、メディアを中心に、出会い系や自殺サイト、2ちゃんねるによる中傷、IT長者批判など、負の側面が強調されるために、懐疑的傾向が強いのでしょう。

ネットの特性は、文字通りネットワーキングであり、いままでであればありえなかった個と個のつながりによる「なにか新しいもの」の創造の可能性を秘めています。未来において、ふとふりかえると、「ネットがもたらしたもの」の大きさに驚く。ネット社会大革命。そういう歴史を創りたいものです。