2010年10月31日日曜日

施設長になった盟友

かつて、3年ほど同じ釜の飯を食い、共に飲んだくれていた盟友に8年ぶりに会って一献かわしました。

100人以上のスタッフをかかえる施設の施設長を4-5年やっているといいます。
話の内容も、いまの現場の悩みや矛盾をトツトツと事実ベースで語る、重いものでした。
20歳のころの面影を残しつつも、なんと立派なことか?

「福祉の世界も、ビジネスの世界に学ばなければいかん」
「施設長として、施設のガバナンスをどうするのがよいか、日々悩んでいる。取締役会というのは、一般の会社ではどう運営しているのか?」
「スタッフをどう評価し、給与を決めたらいいのか?」
など、必要と問題意識に迫られて、実に根源的なことを聞いてくるのが新鮮でした。
ビジネスの世界で当たり前のようになっている運営手法などが、当事者にどれだけその意味と重要性を理解されているのか、あやしいところもあります。
盟友のように、まっさらなところから、どういうやり方がよいかを自ら考えてとりいれれば、そこには暖かい血が通うでしょう。

ひさびさに「やられた!」という刺激と、うれしさのまじった一晩でした。