2008年12月31日水曜日

大いなる期待

2008年が始まるとき、「末広がりの八」になると願っていました。

2007年は「偽」の話題が多かったので、2008年からはホンモノの時代になることを祈りました。

ふりかえってみると、時代のねじれのような変化を体感した年でした。

2008年が教えてくれたことは、無形資産の価値です。
資本が世界を縦横無尽にかけまわり、有形資産を増やすことを価値としてきた資本主義。
その構造疲労が噴出しました。
反面、生きることの意味、家族や人と人とのつきあい、文明の蓄積や次世代への承継といった無形のものに目が戻りつつあります。

歴史的なゆり戻しの2008年よ、ありがとう。
そして、2009年からの新時代のスタートに大いなる期待をもって、明日を迎えよう。

2008年12月31日 コオリナにて

2008年12月23日火曜日

肉声

人の想念を知るには、その人の著作を読むことがてっとりばやいと思います。

文章には、うまい下手とは関係なく、その人の中身がにじみ出てきます。

一方で、肉声を録音したもの、たとえばインタビューや講演を録音したものなどを聞くと、また別の角度で伝わってくるものがあります。
しみじみとした語り口や、エネルギーにあふれる言葉にはっとさせられます。

人から人への想念の伝播ということを考えると、いろいろなバリエーションがあるものです。
それぞれ、受けての脳のいろいろな箇所に作用するのでしょうか。