2008年が始まるとき、「末広がりの八」になると願っていました。
2007年は「偽」の話題が多かったので、2008年からはホンモノの時代になることを祈りました。
ふりかえってみると、時代のねじれのような変化を体感した年でした。
2008年が教えてくれたことは、無形資産の価値です。
資本が世界を縦横無尽にかけまわり、有形資産を増やすことを価値としてきた資本主義。
その構造疲労が噴出しました。
反面、生きることの意味、家族や人と人とのつきあい、文明の蓄積や次世代への承継といった無形のものに目が戻りつつあります。
歴史的なゆり戻しの2008年よ、ありがとう。
そして、2009年からの新時代のスタートに大いなる期待をもって、明日を迎えよう。
2008年12月31日 コオリナにて