2008年12月31日水曜日

大いなる期待

2008年が始まるとき、「末広がりの八」になると願っていました。

2007年は「偽」の話題が多かったので、2008年からはホンモノの時代になることを祈りました。

ふりかえってみると、時代のねじれのような変化を体感した年でした。

2008年が教えてくれたことは、無形資産の価値です。
資本が世界を縦横無尽にかけまわり、有形資産を増やすことを価値としてきた資本主義。
その構造疲労が噴出しました。
反面、生きることの意味、家族や人と人とのつきあい、文明の蓄積や次世代への承継といった無形のものに目が戻りつつあります。

歴史的なゆり戻しの2008年よ、ありがとう。
そして、2009年からの新時代のスタートに大いなる期待をもって、明日を迎えよう。

2008年12月31日 コオリナにて

2008年12月23日火曜日

肉声

人の想念を知るには、その人の著作を読むことがてっとりばやいと思います。

文章には、うまい下手とは関係なく、その人の中身がにじみ出てきます。

一方で、肉声を録音したもの、たとえばインタビューや講演を録音したものなどを聞くと、また別の角度で伝わってくるものがあります。
しみじみとした語り口や、エネルギーにあふれる言葉にはっとさせられます。

人から人への想念の伝播ということを考えると、いろいろなバリエーションがあるものです。
それぞれ、受けての脳のいろいろな箇所に作用するのでしょうか。

2008年11月30日日曜日

労働の対価=配当

会社に勤め、労働の対価として給料を受け取るというのは、自分という資産に対して配当をもらうようなものだと感じます。


自分の価値が高まり、会社への貢献などのリターンを創出できれば配当は増え、そうでなければ減ります。

数ある投資の中でも、自分という資産に対する投資がもっとも合理的であるように思います。
そして、投資リターンとしての価値向上には、年収などの金額面だけでなく、交友関係や個人としてのブランドなど、無形なものがあり、長い目で見ると、それらの無形資産のほうが意味をもってくるのではないでしょうか。

2008年11月3日月曜日

ポップコーンづくり


こどもの小学校の父親たちの活動として、今年も学校祭でひたすらポップコーンをつくりました。
フライパンにサラダ油で、ひたすらポップコーンを作り続けます。
こどもたちに配る分と、売る分と。
45kg(!)のコーンが、午後2時すぎにやっとなくなりました。
10人ぐらいのお父さんたちは、みんな油臭く、手首はぐったりです。

このポップコーンづくりは、なかなか奥が深いです。
火力、油の量、フライパンの振り方、といろいろな要素があります。
つい、「次はもっと上手につくるぞ」と夢中になってしまいます。

家に帰って、持ち帰ったのを食べてみたら、硬い!
豆が残っている!!

来年は、もっと上手につくるぞ。

2008年10月10日金曜日

天井に映す

天井に映写できるプロジェクタを買いました。

DVDプレイヤーもついていて、とってもコンパクト。

部屋を暗くして天井に映すと、こどもたちが大喜びです。
みんなで川の字に寝転がって楽しみました。

マーケットは大荒れですが、こんな素朴なひとときが、とても幸せなことなような気がします。

2008年10月5日日曜日

NY バーめぐり

公的資金導入が否決されて株式市場が大荒れのNYに仕事で行ってきました。

市場の混乱とは無関係に、同僚と高級ホテルのバーめぐりをしました。

飲料メーカー出身の同僚に、シングルモルトの基本や各醸造元の特徴などを聞きながら、その風味を楽しみ、肝臓の許容量を超えました。

1990年前後にNYに勤務していた同僚いわく、しっとりしたいいバーがたくさんあったのに、いまはテレビがおいてあって、スポーツバーにたいになったしまった、とのことです。
それでも、仕事帰りと思しきスーツ姿の男女がカウンターで立ちながら談笑していり、なかなかいい雰囲気でした。
これも人生の楽しみのひとつになりそうです。

それにしても、シングルモルトの気前のいい注ぎっぷりは、日本でいったらトリプルぐらいの量でした。

2008年9月20日土曜日

乗り過ごし

先日、終電の新幹線に乗っていて、考え事をしていて乗り過ごしました。
以前にもけっこう失敗していて、最近はよほど気をつけていたのですが、やってしまいました。
かなり深刻に考えていた状態で、到着のアナウンスも景色も脳に入っていなかったというか、脳が処理していなかったような印象です。

私の脳がシングルタスクなのか、それだけ集中していたということなのか。
それにしても、終電で乗り過ごすと、体力的にもフトコロ的にも、痛い!です。

2008年9月19日金曜日

車内アナウンスのうるささ

いまさらですが、車内アナウンスの凶暴なうるささには、恐怖すら感じます。
身動きの取れない車内やホームで、頭の真上から大音響がおりてくると、脳をかち割られるような気がします。
どうしてあれほど手取り足取り指導するのでしょうか?
「中の方へおつめください」
「かけこみ乗車はやめてください」
「優先席は・・・」

娘の保育園でも、ここまで細かく言いません。
お願いですから、ほっといてください。

2008年9月15日月曜日

規律

こどもの進学の参考にと、週末のとある日にA校の学校説明会とB校の学園祭に親子で行きました。

A校は、卒業生や在学生の話もあり、さらになんと自分が熱中しているという歌舞伎の実演やバイオリンの演奏までありました。
会場案内をしている生徒たちも、ピシッと背筋がしゃんとしていました。

一方でB校は、新宿区の繁華街のそばにある男子校ですが、まるでナンパ会場でした。
鳥の巣のような頭をした女子生徒らが闊歩し、B校の生徒たちもだらしない印象でした。
以前にB校の姉妹校の説明会に参加したとき、B校の教頭から姉妹校の校長に転出した人が「B校は『首から上はGentleman』ですが、本校は真のGentlemanを育てます」と話しているのを聞いて面白い冗談だと笑ってしまいました。
今回、実際に実物を見て、冗談ではないのだと、納得でした。

学校説明会というフォーマルな場と、学園祭というカジュアルな場との違いはあるでしょう。
それにしても、一方には規律が感じられ、他方にはまったく感じられませんでした。

筋のとおった規律を大切にしたいものです。

2008年8月25日月曜日

Family Watching

家族の風景を観察するのは、なかなか面白いものです。

夏休みに行ったリゾートでのそれぞれの家族模様。
親子でBBQをしたり、ボール遊びをしたり、といったそれぞれのシチュエーションで、家族によっていろいろな場面が展開されます。

こどもの学校の父兄会の集まり。
親子の自己紹介などで、それぞれの家族の特徴が出ます。
夫婦でそれぞれ話したり、こどもが親の紹介をしたり、奥さんだけで登場したり。

人間という不思議な存在。
それらが結びついている家族の観察は、いろいろな想像力をかきたててくれます。

2008年8月7日木曜日

1日1笑

最近、1日の終わりに寝床の中で、「きょう笑えたこと」を思い出すようにしています。
もともと、新しい環境で可笑しなことが多いのですが、1つ思い出し笑いをするとちょっぴり幸せな気持ちで眠りにつけます。

1日1善ならぬ1日1勝。
また、勝負ならぬ笑舞(笑って舞い上がる)。
これでいってみましょう!

2008年7月20日日曜日

好きな作家

好みというか、相性というのは、不思議なものです。
好きな作家というのが何人かいますが、その1人にジェフリー・アーチャーがいます。
この人は、ご自身の人生も波乱万丈のようですが、ずばぬけたストーリーテラーだと思います。
ふと、まだ読んでいなかった作品を見つけ、読みだしたのですが、とまりません。
いきなり冒頭からひきこまれてしまいます。
なにか、読んだとたんにスイッチがカチッと入る感じです。

相性で人生の選択や喜びがかなり左右されてしまうとしたら、ちょっとこわいような、もったいないような気もします。
でも、それが人間というものなのでしょうね。

2008年7月13日日曜日

人と話しているときに、その人についての印象の多くが、目によって決まります。
なんとなくぱっとしない人でも、話すうちに目がキラキラと輝く人。
自信のあらわれのような強い目をもつ人。
いかにも押し出しが強くても、目がドヨーンとしている人。

きっと、その人と話す中で形成されてくる、その人への理解とイメージが、目に映っているような気がしているのだと思います。
そうだとしても、やっぱり目が語るものに興味をもちつつ、目を見て話していきたいと思います。

2008年7月6日日曜日

料理の出し方

家族が外食したいというので出かけ、お目当てのところがいっぱいで、仕方なく別の焼き肉店に入りました。
けっこう繁盛しているのですが、飲み物が一向に出てこず、まずサンチュが来て、次にキムチがきて、肉が出てきます。
催促しても飲み物は来ない。
こどもとともに、げんなりしてしまいました。

まずは喉をうるおし、それからおもむろにあれこれと注文する。
そんな風にしてもらいたいと、想像力を働かせられるお店に行きたいものです。
想像力というほどのものですらありませんが。

2008年6月27日金曜日

ベンチャーキャピタルと子育て

ベンチャーキャピタリストの方と話していて、思わず「子育てと一緒ですね!」と言ってしまいました。
ピカピカの経歴を持っているその方の苦労は、投資先のオーナーやトップが、想定外のロジックで行動したり、環境も予想外の変化に見舞われたりすることだそうです。
自分で決断してきりもりするよりも、はたで見ているほうがじれったくてジリジリするようです。
ときに厳しく接し、ときには見守る。そしてその根底には、愛がある。
まさに子育てではないですか!

そんな話でつい、盛り上がってしまいました。

2008年6月21日土曜日

指圧

最近、指圧に行っています。
解説を聞きながら施術を受けていると、なかなか興味深いものです。
たとえば左肩の緊張をとるために、右手の親指の付け根を押す。
どうみても関連性がなさそうなところから攻めて行きます。

世の中のいろいろなことは、意外なところでつながっているのだろうなあ、などと余計なことを考えてしまいます。
そんなことを考えつつ、きょうも、よだれをたらしつつ、指圧を受けたところです。

2008年6月15日日曜日

小事は大事

人を育てるやり方には、いろいろあります。
まかせて失敗も経験させて育てるやり方。
軌道に乗るまでは、お作法をしっかりと仕込むやり方。

お作法を1つ1つ教えてくれる上司は珍しいかもしれません。
これはやはり、後継者を育てたいという愛あってのことだと思います。

大きな仕事をまかせ、守るべきお作法を仕込む。
これも必勝パターンのひとつではないかと思います。

小事は大事。
小さいことの積み重ねで道が開けてくるのではないでしょうか。

2008年6月8日日曜日

キックバック

財務省の官僚が、深夜に帰る際に、タクシーに乗る見返りに商品券などを受け取っていたという報道。
福田首相は言語同断と言っていましたが、「またか」と思うと同時に、心底情けなくなります。

民間企業ならば、「人数が多い場合や時間的に効率的である場合のみタクシーを使うが、原則は地下鉄などの公共機関を使う」というのが当たり前でしょう。
お国のために、電車があるうちには帰れないのかもしれません・
しかし所詮は、そのような体質を変えることなく、みみっちい甘い汁を吸って自分を慰めているだけ。
志も品位もあったものではありません。

タコツボ組織に埋没していると、当り前の善悪感覚がなくなり、勘違いが増幅するからこわいものです。

2008年5月31日土曜日

自分たちがNo.1

私が以前に勤めていた会社は、業界最大手の1つで、「この業界では自分たちがNo.1である」とすりこまれ、本当にそう信じていました。
「この業界で仕事するなら、いまの会社が一番。外に出るのは他業界の場合のみだ」とまで考えていました。

いま思えば、ただの傲慢と無知、世間知らずでした。
井の中の蛙、大海を知らず。

規模や業績では1番かもしれませんが、文化や取り組めるテーマや継続性など色々な尺度でみると、すばらしい会社はいくらでもありました。

「自分たちがNo.1」というのは、組織にとっては士気を鼓舞するにはよい言葉ですが、個人にとっては機会損失になりかねない妄想かもしれません。

2008年5月25日日曜日

遠距離通勤

久しぶりに会った知人が、長野県から東京都内に新幹線通勤をしているといいます。
時間は2時間弱。

こどもがこれから小学校ということで、住みやすい環境を選んだとのこと。

私自身、新幹線通勤が10年ほどになります。
「新幹線の振動による疲労がたまって、何年もすると身体がガタガタになるぞ」と言われたりもしましたが、いまのところ大丈夫なようです。

郊外には、ゆったりとした時間の流れと隣人のあたたかさがあります。

一方で、通勤に時間を使うと不愉快度指数が高まる、という見方もあります。

人それぞれでしょうが、悩ましいところではあります。

2008年5月17日土曜日

エッセーの力

著名人のエッセーも面白いですが、一般の人の何気ないエッセーにはっとすることがあります。
(ブログもそうですね。)

町内の回覧で回ってくる社協の広報誌にのっていた、聴覚障害者の女性のエッセーがそうでした。
このような内容です。

友人とレストランに行ってメニューを指さしながら注文したら、若いウェイトレスが同じようにメニューを指さしながら確認してくれた。しぐさがろうあ者そっくりで、実にわかりやすい。
ほかのお客への応対をみていると、普通に言葉をかわしながら確認しており、それぞれのお客に合わせた応対が無意識にできている。
友人と、彼女はCODA(コーダ)に違いないと話した。
CODAというのは、ろうの両親をもつ聞こえる子どものこと。
彼女のように気の利くやさしいウェイトレスがたくさんいてくれたら嬉しい。

静かな文章ですが、ガツンとくるパワーをもっています。

  • 注文の確認をぺらぺらしゃべられても、聞こえなかったら困るよなあ。でも、迷惑そうにまくしたてるだけのウェイトレスもいるのだろうなあ
  • CODA(Children of Deaf Adults)という言葉すら知らなかった。苦労し、悩んで成長するのだろうけど、きっと心やさしい人間になるだろうな
  • バリアフリーとかなんとかいうけど、1人1人の個人が、相手の立場にたって共感したり、理解することが基本だよな
  • ウェイトレスのプロというべき彼女に見習うことは多いな

などなど、いろいろと考えさせてくれ、またうれしい気持ちと希望をくれます。

なんだか、心にずっしりときました。

2008年5月6日火曜日

黒枠

冷や汗をかくときがあります。
思いもよらない失敗をしたときです。


もう20年以上も前に、所属していたグループの年次レポートの編集をまかされていました。
1回目の編集がわりと好評で、調子にのっていたのもあります。
2回目(2年目)の表紙を奇抜なものにしたいと、写真を真中にもってきて、強調するために太い枠をつけました。
枠の色は黒です。

すりあがったものを見て、理事長が絶句しました。
すなわち、写真の黒枠という、とんでもないことをしていたわけです。


当時20歳そこそこで、黒枠が縁起でもないという社会常識をもたない非常識男でした。
いま思い出しても冷や汗が出ます。頭の中が白くなります。


読売新聞の報道を見て、あらためて思い出しました。
担当者のうっかりだったとしても、常識ある人のチェック(上司、同僚、印刷会社など)があれば起きなかっただろうなあと思います。

逆説的には、こういうことがあるとあらためて、昔からの慣習を知ることの大切さを知る機会を与えられるのではないでしょうか。前向きに考えるとしましょう。



以下、YOMIURI ONLINE からの引用です。


木更津市が4月10日に発送した、後期高齢者医療制度(長寿医療制度)に基づく保険料の通知書について、市民の間から「封筒のデザインが訃報(ふほう)を連想させる」などの苦情が相次いでいる。
 この封筒は紙の色が白く、対象者の名前を太い黒枠で囲んだデザインとなっている。市保険年金課は4月15日の保険料徴収開始日を前に、75歳以上の市民約8100人に封筒を発送。ところが、その直後から「遺影のようで不愉快」などと訴える電話が20件ほど寄せられた。
 同市では市民税通知書は青、国民健康保険は緑色などと、市民が判別しやすいように封筒を色分けして送付している。
 同課は「お年寄りの方が文字をはっきりと見やすいように工夫したつもりだが、配慮が足りなかった」と釈明している。
(2008年5月2日 読売新聞)

2008年5月5日月曜日

キャンプの魅力

こどもたちが、湘南自然学校のキャンプから帰ってきました。
西伊豆で2泊3日。
4歳の娘は、ホームシックで泣いたりしたそうですが、帰宅すると楽しかったことをしゃべり通しでした。

リーダーとよばれる引率者の方々は、さすがキャンプのプロという印象。
それぞれの子のキャンプでの動き方、長所、これからさらに伸ばしたいところ、などを丁寧に書いてくれています。
なにしろ、1日24時間密着した上でのフィードバックなので、納得です。

これがもしもキャンプに行かずに家にいたら、「時間を有意義に使え」という親と「のんびりしたい。うるさい!」という子との葛藤に明け暮れ、親子共にイライラがつのっていたでしょう。

なにごとも、プロにまかせるに限る!とあらためて痛感しました。

2008年5月2日金曜日

ジバク

「嫌われ松子の一生」の山田宗樹の「ジバク」を読みました。

ファンドマネジャーから人生が暗転し、転落していく主人公と同じ年代なので、よけいにひきこまれて一気に読みました。

豊かな人生をつくっていくのは、地道で時間のかかること。
一方、それを崩すのは簡単であっという間。

そんなことをしみじみと感じます。

一方で、主人公が悲惨な人生を振り返り、燃えるような心でいたころを愛しむシーンは、感動的です。
世間的には悲惨でも、本人にはかけがえのない瞬間、生の証。そんな時間をもてることは幸せです。

なかなかの力作でした。

2008年5月1日木曜日

ガソリン行列

ガソリン行列に並びました。
国道沿いのスタンドで、20-30台、朝からずっと並んでいるとのことです。
それぞれ10-20分待たされ、アイドリングで排気ガスは出続け、通行車両には渋滞で大迷惑。

この混乱、ますます政治不信になります。

世情にいやな空気が出始めるときというと、歴史はインフレを思い出させてくれます。
かつて来た道がまたやってこないことを切に願います。

2008年4月30日水曜日

通行人か花を植えるか

人の数だけ人生があります。

通行人として、いろいろなところを見て、店にたちより、ちょっとした会話をかわしてまた次の場所にいく。
道端に、花を植え続ける。
新しいお店をひらいて、人を呼び込む。

このような比喩で考えると、人の生き方というのはどれがいいということもなく、それぞれに与えられた天分と運命のようなものを感じます。

通行人には通行人のよろこびが、花を植える人にもそう、店を営む人にも同様に。
それぞれのありかたを肯定し、敬意をもちつづけたいものです。

2008年4月29日火曜日

夢中と燃え尽き

夢中でなにかにうちこんでいるときは、幸福な瞬間です。
なにしろ、夢の中ですから。

燃え尽き。これはあまり幸福ではありません。
まっ白に燃え尽きた「あしたのジョー」は、他人の感動をもたらしますが、本人は・・・?

ジョーは例外であり、多くの場合、人は火を灯し続けているほうが幸せでしょう。
ときに火が燃え盛り、めらめらとすることもいいでしょう。
でも、ふぅーっと消えないようにすることが、豊かな人生のための知恵です。
燃え尽きる前に、自分を守る方法は、人によりさまざまでしょう。
中でも、自分を知ることと、他人の助けを求めること、の2つが大切ではないかと思います。


2008年4月28日月曜日

ドジ - またやってしまった・・・

またやってしまいました・・・。

得意の大ポカです。

日時を約束した電話を、完全にすっぽかしてしまいました。
翌朝に気付いて青ざめた次第です。

これまでも数々のポカがありました。
曜日を間違えたり、月を間違えたり、ほかのことに気を取られて完全に失念したり。
その都度、関係者の方々にご迷惑をおかけし、自己嫌悪におちいってきました。
妻にも、「よくそれで仕事をしてこれたね」とあきれられています。

スケジュール帳をダブルチェックしたり、財布にメモをはさんだり、アラームをかけたりと、あの手この手は試みますが、油断したころにドジがやってきます。

自分はドジである、というのを標準ラインにおいて、リスク管理を徹底する必要があると、あらためて反省しました。

ドジにつける薬はないのかもしれませんが、自分なりに治療を続けたいと思います。

ドジ迷惑をこうむった方々、謹んでお詫び申し上げます。

2008年4月25日金曜日

すでにもっているものを見直してみる

今週は、メルマガのコラムで、いいなあと思うものがありました。

マネックス・メールに寄稿しているファイナンシャルプランナーの中村芳子さんのコラムです。
マネックスメール<第2142号 2008年4月23日(水)夕方発行>

「もっと・・・を!」という強迫観念をすりこまれている私たち。
これでは、いつまでも追いかけられているようなものです。

そうです。
すでにもっているものに感謝し、楽しむことを忘れてました!
ファイナンシャルプランというと、「お金を増やす」ということに目が行きがちですが、このコラムのような観点はとても貴重だと思いました。
名コラムです。

と思ったら、休職されるとのことで、ちょっと残念。

2008年4月23日水曜日

裁判傍聴

ふと、裁判の傍聴というのをしてみました。
空港のように持ち物検査をされ、開廷表なるもので法廷と予定時間と内容を確認し、そっと傍聴席に座ります。
法廷が各フロアにたくさんあり、迷うほどです。
最初に入るときにはドキドキしました。
聴いていると、テレビドラマ以上にドラマチックな内容がくりひろげられています。
覚せい剤、買春、ストーカー、・・・。

裁判員制度のスタートを前に、自分のこれまでの無知・無関心を恥じることとなりました。
これからは、機会があれば裁判傍聴に時間を使おうと思います。

裁判所ウェブサイトにある法廷ガイドを読んでおくと、より理解が深まります。

2008年4月18日金曜日

キャリア・チェーン

Value Chain (バリュー・チェーン)、Supply Chain(サプライ・チェーン)ということばがあります。

企業活動において、仕入れた原材料に価値を付加していき、利益に至る一連の連鎖がバリュー チェーン。それをさらに企業単体から関係業者・顧客へと範囲をひろげてとらえるものがサプライ・チェーンです。


人のキャリアも同じようにチェーンで考えることができます。

就職(この仕事がしたい)・就社(この会社に参画したい)・起業のいずれにしても、動機や偶然、縁があり、異動や転職、アライアンスでの関係、社外取締役としての参画など、連鎖が続いていきます。


まったく関係ないことをはじめたようでも、同じ人のことですから連鎖がどこかしらあります。

キャリア・チェーンを整理する・描いてみることも大切そうですね。




2008年4月17日木曜日

ちっちゃなズボン

洗濯物を干しているとき、ふとみると娘のズボンです。
とてもちっぽけに見えました。

ふだんは、4歳なのに口は達者で、ついこちらもムキになったりしてしまいます。
ズボンをみて、しみじみとまだちっちゃいんだなと思いました。

すぐにこのズボンもはけなくなり、口だけでなく体も生意気に大きくなるのでしょう。
こどもの成長は立ち止まることがないですが、親は瞬間瞬間を記憶にとどめたいものです。
といいつつ、撮りっぱなしで見てもいないし焼いてもいない写真やビデオがたまる一方です。


2008年4月16日水曜日

質問の意味

外国籍投資信託の売却手続きでのことです。
「確認ですが、これは解約請求ではなくて買取請求となりますが、よろしいですか?」
ときかれました。
「どう違うのですか?」ときくと
「この商品はそうなっているのです」としか説明してくれません。

こちらの勉強不足ということなのでしょうが、確認のための質問をする以上、その内容や意味あい、留意点を説明してほしいものです。

電話での注文で、完了まで25分かかるというのもどうかと思います。
ちょっと残念な顧客体験でした。

2008年4月15日火曜日

書くことの効用

人はなぜ書くのでしょうか?
考えを伝えたい、記録に残したい、表現したい。
いろいろな動機があるでしょう。

書く、ということには、自分の中にあるものをいったん体の外にとりだして、リセットする効用があるように思います。

たとえば夢や目標を書き出す。
自分の体内にあるものをとりだして、文字にすることで、さらにエネルギーをこめることができるのではないでしょうか?

書くことが喜び。そういう境地にいられると幸せですね。

「夢は、紙に書くと現実になる!」という本を読んでいて、そんなことを考えました。


2008年4月14日月曜日

子をおもう親の気持ち

長男の中学校寮生活がスタートしました。
心配のあまり、なんだかんだと世話を焼きたがる親になってしまい、少々うろたえています。
いつまでたっても、親はこどものことに頭を悩ませ、胸がいっぱいになってしまうものなのでしょうか。

「こどもはほっとけば育つ」と言われますし、自分もずっとそう思ってきました。
勝手に育ってきたと思ってきた自分の傲慢さを、いまは恥じるようになってきました。
ひとりだちするまで、あっという間なのでしょう。
そのあっという間を、せいいっぱい楽しみたいと思います。

2008年4月11日金曜日

異質なものを受け入れる

企業の多様性についてメディア会社で、多様性の観点からの企業ランキングなどを出しているDiversityInc の記事や企業ランキングなどを見ていると、なかなか示唆に富んでいます。

特にグローバル企業にとって、多様性を企業文化にとりこむことは、持続的成長のための大きな成功要因です。
異質な文化を受け入れるためには、異質なもの・自分とは違うものへの興味・関心・好奇心が必要だと思います。
したがって、多様性を企業文化とするためには、それを受け入れる好奇心にあふれる社員を採ること、多様性のもつ意味・効果を社員にわかってもらうこと、異質なものへの関心をよびおこすようなコミュニケーションやイベントなどが有効になります。

異質なものにふれ、知るほどに人生は豊かになる。
そう信じる人が1人でも増えることで、グローバル化は未来につながる何かを生んでいくと期待しています。

2008年4月10日木曜日

与党と野党

いまの政治の混乱は、皮肉な意味でいろいろなことを根本から考えさせてくれます。

福田内閣が機能しているとは思えませんが、これだけ訳のわからない駄々っ子たちをかかえて、それでもまだ「そこに在る」のは、ある意味で立派です。

その心の強さの芯がどこから来るのか、なかなかできないことです。



民間企業にあてはめてみると、現経営陣の足を反対勢力が駄々をこねながらひっぱり続けているようなものです。

そんな会社の製品やサービスを、長い目で見て消費者が買い続けるでしょうか?

ある程度は、現場のがんばり・ふんばりでもつでしょう。

でも、いずれ現場も疲弊し、アホな上に嫌気がさします。



こんな簡単なこと、国家の上(?)の人たちにわかってほしいものです。

2008年4月9日水曜日

職業と志

政治家と公務員への風当たりが、また強まってきました。

議論のプロセスを経ずに駄々をこねるだけの政治家。

「なんでこんな金額で一生を棒に振る?」と首をかしげてしまうような公務員(特に官僚)のお金に意地汚い事件。

まあ、失望するを通り越して、あきれるしかありません。



なぜ、毅然とした姿が見えてこないのでしょう?

思うに、心の中に言い訳がいっぱいだからではないでしょうか。

「親が政治家だったから、他にやりたいことがあったけどこの道に進んだ」

「学校での成績がよかったから、周囲の望む官僚の道を選んだ」

「こんな大変な仕事、誰もやりたがらない。それを引き受けてやっているんだ」



自分で決断し、自分で選んだ道。

背筋をしゃんと伸ばし、しっかりと歩いていきたいものです。

2008年4月8日火曜日

デジタルの衝撃

自宅に、約20年モノのブラウン管テレビがありました。

このたび、衝動買いでフルハイビジョンテレビに買い替え、デジタル放送に切り替えました。

デジタルのあまりの映像のシャープさに、いまさらながらビックリです。

はじめは新鮮で、あれこれ見ました。



そのうち、かつてのアナログの映像の方がほっとする気がしてきました。

なんというか、デジタルだとひとつひとつの細部まではっきり見えすぎて、情報量のインプットが多すぎる気がしてしまうのです。

アナログだと、まあ大意がわかればいいや、ぐらいの気楽さです。

20年選手のブラウン管の映りがだいぶぼやけていたので、余計そうでした。



デジタルとアナログのそれぞれの良さを感じる日々です。



そういえば、レコードからCDに変わって行ったときも、アナログの音の良さを論じる声をよく聞きました。

そのころは、音にそれほどまでに鋭敏でなかったので、ピンときませんでした。

今回は、目に見えて実感できることでもあり、「そういうことだったのか!」という感じです。

2008年4月7日月曜日

失ってわかること

失ってみて、わかることがあります。

ガソリンの暫定税率。
4月になって20円以上の値下がり。
「いままでのは一体なんだったんだ?」と思ってしまいます。
しかも、リッターあたり20円以上よけいに払って、それが国の未来のために使われ、その成果が明示されるならまだしも、お粗末な使い込みの結末ばかり聞かされるとなれば、なおさらです。

いまの政治の混乱がいいことだとは思いません。
でも、怪我の功名で、こうしたほころびから個人としての国民がいろいろなことに改めて気づいていけば、変わるのではないかと期待します。

完全に壊れて、再興して飛躍する、というサイクルを繰り返してきた日本。
いま、そのうねりの中にいるのかもしれません。

2008年4月4日金曜日

日本の凄さ

日銀総裁が空席でありながら、なにごともなく日々が成り立つ日本。

これは実は凄いことではないでしょうか。


極論を言えば、欧米型組織はリーダーありき、日本型組織は中間層以下の組織力ありき、という特徴があります。


リーダーがなくシステムが回る、ということは欧米では考えにくいでしょう。


決められない日本の情けない現状ですが、ある意味で型にとらわれない底力をもっている国だともいえます。


でも、リーダーも決められないというのは、やっぱりカッコは悪いですね。

2008年4月3日木曜日

東山魁夷

東山魁夷展を見ました。
ふすま絵をはじめとして、圧倒的な大作がこれでもか!というほどあり、堪能できました。

木々が風に吹かれる風景がいくつかありました。
90歳の人生を全うした画伯が、「人生は一服の風」と思って描いていたような気がします。
人間の一生は、大自然からみれば一服の風。
そんな風に思えます。

2008年4月2日水曜日

4月はじめの風景

桜はこれでもかと咲き誇り、都会の街角には着なれないスーツ姿で地図を片手に就職した会社を探しているらしい若者の姿があちらこちら。
あるいは、先輩と待ち合わせて、どこかに集合するらしい初々しいスーツ姿の集団。

4月の、わきたつような薫りと雰囲気を感じる瞬間です。

新人たちよ、まず1年、次に2年、・・・と10年ぐらいはモノになるまで粘り強くやってみよう!

2008年4月1日火曜日

正味

山本一力の小説を読んでいると、ときおり「正味が感じられた」といった表現が出てきます。

ここでの正味は、「相手の心の中の誠実さ」とか、「心から自分のことを案じてくれているという気持ち」、「いつわりのなさ」という意味だと読み取っています。


なかなか、味わいのある言葉の使い方ではないでしょうか。

正味のある人になりたいものです。

2008年3月31日月曜日

百科事典

ふと、マイクロソフトのエンカルタを買ってみました。
電子版の百科事典です。

マルチメディアや、こどもの好奇心をそそるようなコンテンツが次から次へと出てくるのかと期待しすぎていたせいか、少し物足りなさを覚えました。

考えてみれば、ちょっとした調べ物はインターネットで検索すればよいし、電子辞書もあるし、地球儀や地理などはGoogle Earth が楽しいし・・・。

もはやこのようなソフトの意味が薄れているのかもしれません。

こういうところでも、Google vs. Microsoft の大きなうねりを感じます。

個人的には、こどもがエンカルタでいろいろと知的好奇心や興味をもつようになってくれればいいなあ、とは思います。

2008年3月28日金曜日

権力者

こどもと東武ワールドスクウェアに行きました。
42の世界文化遺産をふくめ、世界中の名所の25分の1の世界が楽しめます。

ガイドツアーというのに参加し、建物の彫刻の意味など知らないことをたくさん聞くことができました。

権力の誇示や宗教的な目的などによって壮大な建造物を膨大な時間と労力(=お金)でもってつくらせた権力者のパワーは、すさまじいものです。

文化遺産は、権力の歴史でもあるのだなあと実感しました。

2008年3月27日木曜日

ほめる・しかる

できるかぎり、よいところをほめてあげようと思っても、ついしかってしまったり、「なぜできないのか」と追及してしまったりすることがあります。

これは、相手への期待があるからこそ、その期待に達しないことにいらだってしまうからという気がします。
良い方に解釈すれば、相手への期待、愛情(恋愛感情でなく)があるかあらこそ、相手に嫌がられてもそこまでふみこむのでしょう。

一方で、このようなスタンスだけでは相手がやる気を失ったり、萎縮します。
相手への期待・愛情を、やはり肯定的なコミュニケーションで表現していこうと常に意識していないと、行動が変わらないようです、私の場合。

2008年3月26日水曜日

過去の自分からのメッセージ

自分が過去に残した書きつけなどを、たまに資料整理の際などに見返します。

「何歳になったら何をする!」などと書いてあり、すでにその年齢をこえていることもあります。

なしとげていることもあれば、未完のこともあります。

でも、昔の自分という応援団がいるようで、けっこういい気分です。

これからも、未来の自分へせっせとメッセージを送ることにしましょう。

2008年3月25日火曜日

花見

週末に、こどもと早咲きの桜の木の下で花見をしました。
こどもは、花より団子ならぬお菓子とジュースでした。
あまりにも咲いている木が少なく、まわりに誰もいないので、ゆったりと花見を楽しめました。

今年の冬は、平年並みの寒さということでしたが、昨年が暖冬だったので永遠に続くかと思うほどの寒い思いをしました。
それでも、必ず春が来る。

どんなに悲惨な冬にも、必ず春が来ます。

2008年3月24日月曜日

卒業

長男の小学校卒業式がありました。
6年間、あっという間だったようでもあり、あっという間であったようでもあります。

41人、それぞれ晴れがましい表情で巣立って行きました。

平和に、無事に小学校時代を過ごせた幸せを、いつかじっくりとかみしめてほしいものです。

そういう私も、自分自身が小学校時代を無事に平和に過ごせたことに感謝しています。

2008年3月21日金曜日

社会人への旅だち

地元の大学を卒業し、4月から大手インターネット企業に勤めるアメリカ人青年の卒業を祝うランチがありました。

25歳にしての旅立ち。
思えば、さんざん回り道した私が社会人になったのと同じ年齢です。

遠距離通勤するということで、飲み会など日本の会社の文化などがどうなのか、いまから楽しみでもあり、不安でもあるとのことお。

彼とは、比較文化論の講座で知り合ったのですが、まさにこれから道の比較文化の世界に入っていくわけです。

いろいろと面食らうこともあると思いますが、違うということから可能性が生まれてきます。

Good Luck !

2008年3月19日水曜日

市場が絶対

サブプライム問題も、いよいよ金融機関の破たん局面になってきました。

1株60ドルから30ドルに急落したベアスターンズが、2ドルでJPMCに買収。

一夜にして何十分の1になってしまうとは、US資本市場のダイナミックさ(?)を感じさせてくれます。

日本だったら、ストップ安が何日も続くのでしょうが。

売ることもできずにストップ安でいたずらに日を過ごすよりも、ガーンとリアルタイムに市場に答えを出させる。

良し悪しは別として、市場に対する姿勢の違いをあらためて感じます。

それにしても、すごいチャートです。





2008年3月18日火曜日

ヨシ焼き

渡良瀬遊水地のヨシ焼きを見に行きました。
ヨシを中心とする湿地を保護するために、焼くことが有効とのことです。
空は黒煙で暗くなり、灰が降ってくるという状況。
ちょうど直前に東京大空襲についてのテレビ番組を見ていたので、こどもたちもなんとなく不安そうでした。

自然と人間の共存ということを考えさせられる機会でした。

2008年3月17日月曜日

とっさのひとこと

ふと思い立って、近所の神社に祈願に行きました。
赤ちゃんを連れてお宮参りの家族がいて、感慨深げにお参りをしていました。
ほかに待つ人もおらず、こちらもいそいでいないので、はなれたところで番を待ちました。
その家族が帰るとき、ご主人がすれ違いざまに「お待たせしました」と言ってくれて、「とんでもない」と返しました。
しばらくして、「おめでとうございます」と言えばよかった!と気付きました。

とっさのひとこと、なかなか出ないものです。
ふだんから、ほめたり喜んであげる気持ちを口にする習慣づけが必要な気がします。

次こそは!

2008年3月14日金曜日

否決

次期日銀総裁候補が、参院で否決されました。
理由があってのことでしょうが、どうしても違和感があります。
1つは、対案なしに、やみくもに反対しているように思えること。
ベターな案があるのであれば出すべきだし、ないのであればベストでないにしてもセカンドベストとして了承すべきだと思います。

もう1つは、候補者の心情です。
これだけの大役をひきうけるにあたり、身を削られるであろうことに相当な覚悟もしていることでしょう。それが、ただやみくもに「反対!」と言われたのでは、燃えるような思いに水をかけられた気がするのではないでしょうか。

未来を考えず、人の気持ちを考えず、対案を出さずにただ反対という人には、失望します。

2008年3月13日木曜日

偽の次は裏?

昨年の漢字は、「偽」というイヤーなものでした。

大阪市の裏金事件といい、スルガコーポレーションの裏社会とのつながりといい、「裏」という漢字が目につきます。

今年は、まさか「裏」が漢字オブザイヤーにならないでしょうね!

ホンモノでいきましょう!!

2008年3月12日水曜日

日中の人生観比較

博報堂生活総合研究所の日中生活意識調査の結果を読みました。
http://www.seikatsusoken.jp/pdf/release/20080310.pdf

中国人は、安定した会社で合理的・積極的に働き、早期リタイアしたい。

日本人は、やりがいを求めて自己実現したい。

中国人は前向きでストレスが少なく、健康意識高い。

日本人はストレスが多く、休息を求めている。

もちろん、ステレオタイプ的に見てはいけませんが、いまの両国の勢いの差が、そのまま人の意識にもあらわれているようです。

以前、大連に行ったときに、研修中の中国の若者たちのほとばしるような意欲・向上心に圧倒されたものです。

勢いも、大切ですね。

2008年3月11日火曜日

新年度

4月からは、学校や多くの職場で新年度です。

クラスが変わったり、異動で新しい職場に行ったり。

年度が変わって、リセットできるというのはいいことです。

リセットすることで、次への進化も生まれます。

また、新しい環境でチャレンジしようという気もわいてきます。

新年度、待ち遠しいですね。

2008年3月10日月曜日

昭和館

九段下にある昭和館に行きました。
昭和10年ごろから30年ごろまでの庶民の生活を伝える家具や衣服や日用品があり、当時のニュース映画や写真などをみることもできます。
平和ボケしている自分には、戦時中の質素な食事(すいとんなど)や、戦後の預金封鎖などの歴史が鮮烈に迫ってきます。

歴史に学ぶ、歴史を後世に伝えることの大切さを実感しました。
それにしても、いまの世の中は、物質的にはなんと幸せなのでしょうか。

2008年3月7日金曜日

競争する幸せ

わがやは6人家族なので、食べ物も6で割ります。

いちごなど、1パック買っても、12個入りとして1人2個です。

みんな、甘そうで大きそうなものをねらいます。

あっという間に胃袋に入ってしまうので、もっと食べたいなあ、と思いつつ終わりです。

先日、知人のいちご農家からとれたてを買いました。
はんぱものを大量にくれたので、食べ放題にしました。

ところがどうしたことでしょう。
6で割るときのようなありがたみというか、1つぶ1つぶへの愛着がありません。

人は、ちょっとした競争(より甘いものをとろう、というような)に喜びを感じるのだなあ、などと思ってしまいました。

2008年3月6日木曜日

ガッツ

自分のこどもを見ていると、ガッツ(負けん気とでもいいましょうか)はどのように生まれるのか、考えてしまいます。
ひとりは、ガッツがまるでみられません。ほめたり、けしかけたり、いろいろやってみたものの、「自分から向かっていく」というエネルギーがないようです。
もうひとりは、ほっといても自分からどんどんやります。そういえば、まだろくに話せないころから、「ジブンデ!」(自分でやる!)と怒っていました。

なにかのきっかけで、ガッツが体内に芽生える気もするのですが、こどもをみていると生来のものもあるのかな、とも思います。

親としては、やっぱりガッツある人間に育ってほしいですが。

2008年3月5日水曜日

グループシナジー

3月4日の日本経済新聞朝刊の記事に笑いをもらいました。

ゆうちょ銀の資料をクロネコメール便で送っていたとのこと。

ゆうちょ銀行は入札を実施、郵便事業会社は入札に気付かなかった。

ある意味で競争原理が働いて、あぐらをかいているものはすくわれるというお手本です。

それにしても、やっぱり、このグループは大丈夫か?と思ってしまいます。

独占事業に風穴をあけている小倉昌男(故人)軍団=ヤマト運輸に拍手です。

2008年3月4日火曜日

本当にやりたいこと

日常は混乱の連続なので、それらをときほぐそうとしていると、ときどき本当にやりたいことを忘れそうになります。
「・・・が気にくわない」
「・・・のおかげでやる気がうせた」
などと、ついぐちってしまいます。

そういうとき、ふーっと深呼吸して、自分が本当にやりたいことはなんだったっけ?と自問するようにしたいと思っています。
それが本当にやりたいことであれば、目の前のこんがらがりをとくのは、こえなければならない道です。
ぐちっているひまがあったら、1ミリでも前に進む。
そうしたいものです。

2008年3月3日月曜日

うぐいす

朝、外に出るとうぐいすが大きな声で鳴きました。
実によく通る、きれいな声です。
思わず、こちらもしゃきっとしてしまいました。

うぐいすと共に生きている幸せをかみしめる瞬間です。

2008年2月29日金曜日

狂乱物価

物心ついてからこのかた、狂乱物価というのを経験していません。
よく、借金大国日本は、このままでいくとハイパーインフレになるとおどかされます。
それはきっと、とてつもなくおそろしい世界なのでしょうが、経験していないので実感できません。

ガソリンの値段が、体感的には安いころの1.5倍ぐらいになった気がします。リッター100円が150円ぐらい。
とても痛いですが、その分、ガソリンの消費を3割減ぐらいにすればいいや、というぐらいの気がしています。

狂乱物価というと、リッター5千円とか、1万円とかの世界なのでしょうか?
そうなると、もはや思考能力が停止し、ファイナンシャルプランニングどころか、毎日をしのぐのがやっと、という気がします。

備えておくべきなのでしょうが、さて、なにから手をつけようか・・・。

2008年2月28日木曜日

花粉の季節

重症の花粉症である妻のシーズンが始まったそうです。
このつらさは、本人にしかわからないのでしょうが、はためで見ても同情します。

先日、知人の耳鼻咽喉科の医師に聞いたら、効果があるのはステロイド注射か、スギのエキスを4-5年かけて少しずつ注射する方法とのこと。

どちらも、ちょっと尻ごみしてしまいそうです。

花粉のとんでいないところに住めればよいのでしょうが、それほど自由もききません。

今年も、空気清浄機やらマスクやら、あの手この手での対処になるのでしょう。

2008年2月27日水曜日

画面に映る自分

ビデオ会議で、画面に映る自分を見ます。
体の向きとか、姿勢とか、うなづきかたとか、いちいち気になります。
電話だけの会話と違って、視覚的にもコミュニケーションすることになるので、けっこう気を使います。
リアルタイムで自分の姿も確認しながら話せるので、修正がきくのはよいことです。

ふだん当り前のように見ているテレビに出てくる人たちは、実はとても洗練された立ち居振る舞いなのだなあ、と改めて感心します。

2008年2月26日火曜日

こどもといる時間

親子ともども風邪をひき、一番下のこどもと家にいました。
ふだんは、ほかの兄弟との喧噪のなかにいて、静かに過ごすことができません。
この子も、おいていかれまいと大声で話し続け、うるさい!と言われています。
ひとりだけだと、ものしずかに遊んだり、甘えてきます。

親子で静かにゆったりと時間を過ごせるというのは、最高にぜいたくなことだという気がしました。
体調はぼろぼろですが。

2008年2月25日月曜日

佳作

中学校の作文で佳作をもらって以来、おそらくわが人生で2回目の佳作を、日経家計プロジェクトでもらいました。

ほかの方々のエッセーが、とてもおもしろく、また励まされます。

書くということは、やっぱりすばらしいですね。

こどもに自慢したら、自分も作文を書こうとやる気になっていました。
賞金でゲーム機を買おうということのようです。


2008年2月22日金曜日

湯たんぽと省エネ

今年の冬は、どういうわけか特に寒さがこたえます。

とうとう、湯たんぽを買いました。

これがなかなか気に入っています。

2リットルちょっとのお湯で、朝までポカポカ。

朝は、そのあたたかい水で顔を洗います。

いままでは効率の悪い電気ヒーターを使っていたのですが、それよりもあたたかい!

そして、省エネのような気がします。

こどもたちには、電子レンジであたためる「ゆたぽん」なるものを買い与えましたが、けっこう喜んでいます。

なぜか、お湯をわかして入れるほうが、省エネのような気がするのですが、実際どうなのでしょうか?

2008年2月21日木曜日

三国志

こどもたちが、まんがの三国志にはまっています。

次男の名前は、三国志に登場するある人物の名前に影響されてつけたのですが、その次男がもっともはまっています。

私自身は、吉川英治の三国志に夢中になっていたので、こどもと共通の話題ができてうれしいです。

いまあらためて読むと、その奥の深さに驚きます。
いろいろな戦闘における策のめぐらしかた、退却のありかたなど、ビジネスの世界に転用できることが多くあります。

中国文明の偉大さを実感します。

中国の人たちが、どれぐらい古典から学び取っているのか、いちど聞いてみたいものです。


2008年2月20日水曜日

リーダーのビジョン

最近、いろいろな組織のリーダーの方とお話をする機会があります。

リーダーが目を輝かせながら、自分のことばでビジョンを語ると、ひきこまれます。

借り物のことばで嫌々(?)話されると、「大丈夫かな?」という気になります。

いまさらですが、リーダーが志を高くもって、それを語っているかどうかは、組織にとって生命線ですね。

2008年2月19日火曜日

助言を求められる喜び

親がこどもに助言や手伝いを求める、というと、親としてはためらうことがあります。
小学生ぐらいだと、まともな助言を期待できない、余計な心配をかけたくない、勉強に専念させたい、などいろいろ理由があります。
こどもの側から考えると、親に手を貸してくれといわれることは、自分を一人前の仲間として認めてくれている、という喜びにつながります。
「認められる」「承認される」喜びです。

これは、親子に限らず、職場での関係でもそうでしょう。
助けを求められるということは、自分の価値を出す機会をもらうことであり、認められることであり、いっしょに何かに取り組むチャンスです。

素直に助けを求め、自分が求められたときにはそれをありがたいと思う。
そんな風でありたいものです。

2008年2月18日月曜日

住民基本台帳カード

e-Tax のために、住民基本台帳カードをつくりました。
身分証明書があれば、それほど待たずにその場でもらえます。
カード交付手数料が500円。e-Taxに必要な電子証明書は、プラス500円で計1,000円。

顔写真も印刷されているので、身分証明にもなります。
悪用されるのは困りますが、これでいろいろと利便性があがることを期待します。
スウェーデンでは、 国民ひとりひとりが半世紀以上前から「個人番号」を記した身分証明カードをもっているそうです。
毎年3月、全国民は所得、預金金額が記された税金の確定申告の用紙を受け取り、誤りがなければサインして送り返せばよい、とのこと。
税率は高くても、シンプルであることがベストだと思ってしまいます。
その分、得られた時間的・精神的余裕を、より人間らしいことに使えるわkです。

日本でも、銀行窓口にいかなくても、かなりのことがリモートでできるようになってきました。
行政サービスも、窓口にいかずにすませられるようになってくると、ずいぶんと助かります。
世の中、スピードはともあれ、前進しているだと思います。

2008年2月15日金曜日

場をつかむ

寄席で感心するのは、噺家やいろいろな芸人の場をつかむ能力です。
席を立った人がいると、「みんな帰っちまう」とぼやいたり、席をさがしている人がいると壇上から「そこがあいてますよー!」と誘導したり。
天性のファシリテーターではないかと思います。
間の取り方、呼吸、雰囲気のつかみ、など参考になることが盛りだくさんです。
血のにじむような修行があってこその能力なのでしょうね。

2008年2月14日木曜日

目は口ほどに物をいう

話をしているときに、目を見ていると、いろいろなことが伝わってきます。
  • 表面上は関心をもっているようだが、心ここにあらず。
  • 言葉は少ないが、きらきらと好奇心をもって聞いている。
  • 感情や共感が感じられない。
  • こちらを値踏みしている。
などなど。

もちろん、こちらの主観なので、実際には相手の考えていることは違うのかもしれません。
でも、口から出す言葉がその人の考えを伝える手段であるのと同じように、目もその手段のひとつであるとすれば、目は口ほどに物をいいます。

まあ、これが人と接することのこわさでもあり、おもしろさでもありますね。

2008年2月13日水曜日

全寮制

長男が4月から全寮制の中学に行きます。
そんな話をすると、「うちの子も寮だった」という人がいたりします。
ある高校では、上下関係がきびしく、1年は奴隷、2年は平民、3年は王様で、入学した夏には見違えるように変わったとのことです。
もちろん、いじめなども心配ですが、親からすると、親ではできない教育を受けさせられたということのようです。
我が家の場合どうなるか不安ですが、共同生活を通して友人をたくさんつくってほしいというのが最大の願いです。
そして、こんな世の中ですから、自分で生きていく力をつけていってほしい。
ああ、親ばかですね。

2008年2月12日火曜日

津波のようなエネルギー

神奈川県の特定非営利活動法人 ベンチャー支援機構TSUNAMI が主催するTSUNAMI新春交歓会&第104回ビジネスプラン発表会 というのに縁があって参加しました。
4社の新進気鋭のベンチャーのトップによるビジネスプラン発表、大広間いっぱいのパーティーと、「こんな世界があったのか!」というような活気でした。
名前の通り、津波のようにエスタブリッシュされた世界を飲み込みそうなエネルギーです。
自分も、波のひとつでありたいと思うひとときでした。

2008年2月8日金曜日

サウジアラビア

サウジアラビアの話を聞く機会がありました。
ラクダと石油のイメージしかなかったので、いろいろと好奇心を満たせました。

たとえば、

  • 1902年からサウド家による王制が続いており、サウジアラビアとは「サウド家のアラビア」という意味。
  • 人口の半分は20歳未満。2312万人の人口のうち、外国人が624万人。(世界各国経済情報ファイル2007(JETRO))。
  • 世界経済フォーラムの男女の格差ランキングでは、128か国中124位(日本は91位)。

個人的に、観光以外でサウジアラビアとどのように関われるのかわかりませんが、関心をもち続けたいと思います。

埋蔵石油の価値の資産は、1バレル100ドルとすると、なんと2900兆円!
日本の家計の金融資産が1500兆円とすると、2倍です。

2008年2月7日木曜日

2分の1成人式

10歳の次男の授業参観で、2分の1成人式というのがありました。
10年後の自分がどうなっていたいか、10年後の自分へのメッセージなどを作文にし、ひとりひとり読み上げます。
背景には、約10年前の赤ん坊のころの自分の写真を映すという演出です。

親への感謝のことばなどを述べてもらうと、10年間のことが思い起こされ、けっこう感激です。
これから10年、また信じられないスピードで成長するのでしょう。

思う存分、未来を拓け!

2008年2月6日水曜日

グローバルな会社で働くということ

グローバルな会社を離れて1年以上が過ぎ、同じ人生とは思えないほどです。

ガイシケイというと、有無をいわさぬリストラなど、とてもこわいイメージがあるようです。

実際に経験した立場からすると、



【良い点】

・合理的、筋道がたっている

・とにかくいろいろなカルチャーや考え方があり、それがダイナミックな力を生む

・日本人であることの強み・改善点を嫌というほど考えさせてくれる

・世界という視点で物事をみることができる



【悪い点】

・「あれ?」と思うようなことも含めてトップの指示が絶対(組織論としては良いことなのかも)

・見栄えの良いレポート、数字づくりに走りがちになる(成果のアピールがうまいものが得をする)

・日本人ムラのある組織だと、外国人と日本人の間にはさまれて辛い立場となる場合がある



21世紀の日本の大きな流れとして、多様性の加速は必ず起きると思います。

国籍もそうだし、年齢も、性別もです。

国境を敷居を下げ、多国籍な人たちと、女性や高齢者が活躍していかなければ日本は衰退するでしょう。


グローバルに働くということが、当たり前のこととなる日も、案外遠くないかもしれません。


余談ですが、いま現在に「真にグローバルな会社」といえる会社がどれだけあるか、興味深いところです。

2008年2月5日火曜日

日曜日の朝、窓をあけると一面の雪景色でした。

我が家もご近所も、立派な雪だるまが立ちました。



雪が珍しい土地に住む人間にとって、雪は非日常であり、新鮮で、得をした気がします。

雪国の人にとっては、日常そのものなのでウンザリでしょう。



日常と非日常のバランスがとれないと、精神的にも負担が大きいですね。

午後にはかなりとけてしまい、雪合戦というわけにはいきませんでした。

2008年2月4日月曜日

生きる力

小学6年生の長男が、湿度についてちゃんと答えられないので、驚きました。

小学校で習うのかどうか、さだかではないのですが、愕然とします。

家で生活の基礎知識として教えていなければいけなかったのでしょう。

当然、加湿器の意味もわからず。



湿度によって、風邪に気をつけるとか、カビに気をつける。
そんな、生きる力が欠落しています。

親の責任を感じてしまいます。
同時に、恵まれすぎているいまのこどもたちが、心配になります。

2008年2月1日金曜日

待つこと

私は行列や待つことが苦手です。

列を見ただけで逃げ出したくなります。

待っている間に、余計なことをいろいろと考えます。


しかし、じっと待つことで、期待以上のものが得られることも多々あります。

待っただけ食事がおいしかったとか、待っただけ株価が値上がりしたとか。


泰然として待つ。そうありたいものです。

2008年1月31日木曜日

青空

仕事で行き詰ったときや息がつまりそうなとき、ぶらっと外に出て寝ころべる場所を探して青空をながめます。

はじめは、あれこれと頭の中でグルグル考えます。

そのうち、ぬけるような青い色や、雲の形や動きをみていると、頭の中が浄化されていって、無心になるような気がします。

なにもせずボーッとする。

こんな時間も貴重ですね。

2008年1月30日水曜日

WEBサービス

郵便物の再配達申込みをインターネットでやってみました。
電話だと、漢字の説明などもしないといけないので、けっこう億劫です。
インターネットだと、さくさくとストレスなく申し込めます。
携帯電話からはまだ申し込めないのですが、じきにできるようになるでしょう。

インターネットによって、ストレスなく、雑事にかかる時間が短縮できるのは、まったくありがたいことです。
旅行で長期間不在にするときに郵便をとめてもらう申込みは、本局にハンコを持っていかないといけません。
これも、ゆうびんカード(?)や住基カードなどで認証してWEBでできれば、さぞかし便利だろうなあと思います。

一方で、こうして人間の行う仕事が減ると、人間はより創造的で高付加価値なことをやるように仕向けられていきます。これはこれで、けっこう大変なことではあります。
創造的であることには、それなりの努力が必要だからです。
これも、格差拡大の構造の一端でしょう。

2008年1月29日火曜日

1回休み

邱永漢さんの「楽天家でなければ生きられない」という本を読んでいたら、「人生双六は1回休みと出たら休め」とありました。

「人生はどこの国にいても、いつの時代でも、職業の如何にかかわらず風車に風が吹いてこない時があるものである。そういう時は風がくるまで待つことが大切なのである」とのこと。

いつも休まず走り続けられる人もいるのでしょうが、邱さんの言葉には何だかとてもホッとさせられます。

2008年1月28日月曜日

価値観と世間体

自分の価値観を充たすことができていると、心は平穏で、幸福感に満たされているはずです。
しかし、実はそうでもないことがあるようです。

たとえば、自分の好きなことをしていて、その瞬間はとても幸せだが、「定職にもつかず、将来どうするの?」とか、「ご近所に体裁が立たない」といった「よそ様の目」が気になり、心の底から楽しむことができないというケースです。

他人の目などまったく気にならない、という人はハッピーです。ふつうは、世間体が気になります。

この世間体というやつ、なかなか厄介ですね。
幸福のものさしを他人の目にゆだねるのか、自分でしっかり握っているのか、の違いです。
世間様の力は偉大なので、ゆずるところはゆずる、ぐらいの気持ちでいくのがいいのでしょうね。

2008年1月25日金曜日

大きな流れ

80年代の「働けば報われる」Work hard, enjoy life な時代。

90年代の資産デフレにひきづられ、グローバルな経営コンセプトが次々に輸入された時代。

2000年に入ってから同時多発テロや湾岸戦争で世界不況に突入、その後V字回復で新興国も台頭。

世界経済が飛ぶ鳥も落とす勢いだったところにサブプライム危機。


時代に変化はつきものですが、変化の振幅が少しずつ大きくなってきている気がします。


次の大きな流れの中心に、和製・日本のアイデンティティのあるものが出てくることを祈っています。

2008年1月24日木曜日

インキュベーションビル

先日、友人の会社を訪れました。
インキュベーションビルというそうで、数人規模のベンチャーが、ベニヤ板で囲まれたようなスペースで仕事しています。
会議室が1階上にあり、上から各パーティションの中が見えます。
雑然とした中から、次の雄が出てくるかもしれないと思うと愉快です。

厄年でありながら、こうした中でギラギラを保ち続けている友人も、すごい奴だと思います。

2008年1月23日水曜日

関東で久しぶりに本格的な雪です。
以前に借りていた古い一軒家には、かなり広い庭がありました。
ある冬、大雪が降り、こどもたちは庭の雪で大きな雪だるまをつくってはしゃぎました。
2-3日、雪だるまは健在でした。
寒いのはつらいですが、季節の思い出ができるのはいいことですね。

2008年1月22日火曜日

ミシガンでの夏季講座

留学をめざしている人の話を聞いて、突然にミシガン大学の夏季講座に参加したことを思い出しました。
もう10数年まえですが、人事戦略をテーマとする2週間の社会人向け講座です。
海外の学校への留学経験のない私としては、数十人の生徒たち(といっても大企業の人事部長とかですが)との濃密な共同生活は、とても新鮮でした。
ひとことでいえば、よく学び、というかよく議論をつくし、よく遊ぶ。
会社をこえて、ともに学ぶ真剣さにも啓発されました。

大学のあるアナーバーの街なみも、味わい深く、よく散歩しました。

修了してもらった盾は、けっこう立派なもので、いまも我が家に飾ってあります。
こういう学びの場が、ダイナミックな進歩を生むのだと思います。

2008年1月21日月曜日

いくところまでいったときに

変化は、行き着くところまで行ったときに、はじめて起こり始めます。

日本の将来について、悲観的な話ばかりです。
政治はねじれ、官僚汚職で国会は空転し、経済は暗雲たちこめる。

これでもか、と追い詰められたときに、ようやく「これではいけない!」という機運が高まってきます。

「なにもかもまるっきりダメ」な状態は、いちど今を捨てて変わることのために必要なことです。

明けない夜はありません。

2008年1月18日金曜日

最終回

1年間お世話になっていた比較文化論のコースの最終回がありました。
日本人としてのアイデンティティを考える得難い機会だったので、とても名残り惜しく感じられました。


全員が、自分のアイデンティティについて簡単にスピーチをしました。

私は、自分の名前(ファーストネーム)に両親がこめたおもい、それを受けて自分のこどもにつけた名前にこめたおもい、について話しました。


自分自身に「お前は誰だ?」と問いかけると、「はて、いったい誰だっけ?」とグラッとよろめいてしまうときがあります。

アイデンティティをガッチリもちつづけていきたいものです。

2008年1月17日木曜日

阪神淡路大震災から13年

13年前のきょう、私の家族は四国にいたかもしれませんでした。
岡山で友人の結婚式があり、妊娠中の妻と参加し、その帰りに私の好きな四国に寄りたくなったのです。
ところが、妻がおなかが痛いといい、そのまま東京へ帰りました。
もしも四国に行っていたら、しばらく帰れないところでした。
おなかにいた長男が、予知して教えてくれたんだね、と言い合ったものです。

犠牲となられた多くの方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。

2008年1月16日水曜日

体調がもどり・・・

風邪をこじらせてしまい、4日間ほど身体の活動が停滞しました。
いつものことながら、体調がもどると、あたりまえのことのありがたさが身にしみます。

ふりかえってみると、体調のよいときに起こす行動は、どんなささいなレベルでも、けっこう考えなしだったりします。
よくいえば、勢いがある。いいかえれば、調子に乗っているのでしょう。

体調のよくないときに起こす行動は、苦しい思いをしながらのまさに苦渋のものなので、あとでジワジワときいてきたりします。また、忘れられません。

それぞれ、良い面もあり、そうでない面もあり。
自分なりに、そういうものだと評価しつつ、使い分けてみましょう。

2008年1月15日火曜日

戦略遂行

あたりまえの話で恐縮ですが・・・
A. 戦略が良くて、実行もしている
B. 戦略が悪いが、実行し、修正している
C. 戦略が良いが、その通りに実行していない
D. 戦略が悪くて、実行も気まま

この中で、Aが最高でDが最低に見えます。
実際には、CもDも同じように最低だと思います。
なぜなら、実行してフィードバックして修正する、というサイクルがないからです。

せっかく戦略をたてても、それに愚直に忠実でなければ、進歩はない。
それを心に銘じて、やっていきたいと思います。

2008年1月11日金曜日

恒例の風邪

今年も恒例の風邪をひきました。
いつも、家族より遅れて、ひとりだけひきます。

ちょっと疲れと気のゆるみが出たのかもしれません。
風邪も年に1,2回会う友として、一生つきあうことでしょう。

この友は、傲慢な心をへこましてくれ、まわりへの感謝の気持ちを思い起こさせる、という特技をもっています。

2008年1月10日木曜日

シンプルに生きる

シンプルに生きたいと思います。
現実は、自分でもあきれるほど、いろいろなことを複雑にしてしまっています。
「なんでよりによってこんなことに手を出しているの?」というようなことが1つ2つでなく、後始末に追われたりします。

余計なこと(枝)を切り落としていって、大切にしたいこと(幹)を残す。
地味ですが、これを繰り返すことを習慣にすることが王道でしょう。

なんだか、散らかったものの片付けに似ていますね。

2008年1月9日水曜日

日常と非日常

旅行から帰ってきて、日常が再開するとき、日常のありがたさを実感します。
しばらくすると、日常の面倒くささ、重さ、退屈な繰り返しにおしつぶされて、非日常にあこがれます。
そんな振幅を繰り返しながら、これからも年輪を重ねていくのでしょう。

非日常も、それはそれであまり続くと疲れてしまうのが、不思議というか、わが心根の勝手なところです。

なにごとも、バランスが大事ということですね。

2008年1月8日火曜日

2008年をホンモノの年に

1.子(ねずみ年)は、新しい種子の中に萌(きざ)し始める年。ホンモノの萌しが見える年に!
2.八は末広がり。末=未来の世代に継承できるものに関心が行く年に!

21世紀に入ってから、カネにうかれ、勝ち負けにうかれ、ニセモノでも結果(利益や保身)を出せばよい、というような風潮が加速しました。
その中で、もっとも被害を受けたのは、未来の世代です。

2008年を、未来の世代のための本格的な幕開けの年にしましょう!