2007年7月19日木曜日

CSR

CSR(Corporate Social Responsibility) という言葉をよく聞きます。
CSRに熱心な企業を中心に投資するCSRファンドもあるほどです。

たしかに、株主からの期待にこたえて営利追求が第一義となる企業に、CSRという軸を植え付けることは大切なことです。
一方で、「C(Corporate)」ばかりに目を向けるのもどうかと思います。
私個人は、21世紀はCからI (Individual) の世紀になると思っています。
個人が、CSRという言葉で社会貢献をいわば「他人事」にしてしまうことを危惧します。
20世紀の「会社」が人生や社会を支配する、という旧体制を温存させるためのキーワードともとれます。

ISR(Individual Social Responsibility) という言葉があるか知りませんが、個人の社会貢献意識を高めていくことこそが、21世紀のチャレンジです。