2007年9月14日金曜日

りんご事件

義母の家にりんご売りがやってきて、おいしいからと試食させられ、1箱1万円で買ったそうです。いわく、「このりんごは、2-3か月おいておくと、よりおいしく食べられる。」

おすそわけをいただいて食べると、味はなく、へたもないものもあり、身がすかすかなので軽く、底にあったものは傷んでいます。きっと、落ちたリンゴの中のマシなのを拾ったのでしょう。 すぐにバレて足がつくと困るので、しばらくおいておけ、などと言ったのでしょう。

訪問販売のダマシ的な行為は今に始まったことではありません。しかし、このようなことを聞くたびに悲しくなります。こうした心無い行為で動かされるお金も悲しんでいます。悲しいのですぐに逃げ出すでしょう。1日に100軒まわって、10軒成約すれば10万円。100日まわれば1,000万円。まあ、足をふみいれたらやめられない世界なのかな。

この世に生を受けたことをありがたく思い、やましくない1日を過ごす。そうすれば、きっともっと楽しいでしょうし、幸せもよってくるでしょうに。

義母は、前にも玄関先に売りにきた味噌を1万円で買っていました。味は、わがやが直売所で買っている500円の味噌のほうが上でした。ある意味、慈愛のある行為でもあり、別の意味では親切が仇となる行為でもあります。