2007年9月13日木曜日

突然の退陣

きのうの昼、ラジオを聴いていたら、突然安倍首相が辞任すると話し出し、びっくりしました。
心身ともに疲弊していたということでしょうが、「いったい何なのだ?」と思ってしまいました。この1年、なにを軸として、なにをやろうとしていたのか、私にはわかりませんでした。「美しい国ニッポン」と言われてもピンときません。良い悪いは別として、小泉さんには、「コワシテヤル」という一貫した頑固さ、気迫を感じました。とにかく、旧体制をコワシ、変化させる。そのようなビクともしない軸があって初めて、こちらも賛成したり反対できます。軸がわからなければ、どう向き合ったらよいかもわかりません。
今回思ったのは、一国の総理大臣にこそ、コーチングのようなサポートが必要ではないか、ということです。なにしろ、まわりは相談しようにも利害関係まるだしの人たちばかりです。自分のための時間をとり、自分と向き合い、軸を固めて確認する余裕もなかったでしょう。1時間のコーチングで100万円とるともいわれるアンソニー ロビンズのクライアントに、クリントン前大統領もいたと聞きます。
それから、リーダーは心身を鍛練し続けなければならないということです。外国人のビジネスマンと接して思うのは、とにかくよく体を鍛え、精神的にもタフだということです。リーダーが消耗した顔を見せては、組織の士気があがるわけがありません。
いろいろと考えさせられた1日でした。はやく、軸のはっきりしていて心身の鍛練された人にリーダーをつとめてほしいものです。