2009年7月18日土曜日

邪悪なるもの

テクノロジーの世界の盟主の座は、IBMからマイクロソフトへ、そしてGoogleがその座を脅かしています。

クロームOSの発表は、「ついに来たか!」という感じです。

Googleは、「邪悪にならないこと」を標榜して来ました。
しかし思うのです。
「盟主=邪悪なるもの」という避けられない構造があるのではないかと。

強大な力を持ったときに、どうやって「邪悪でない」存在であり続けるのか。
Googleにとっての最大のチャレンジは、マイクロソフトを打ち負かすことよりも、その点にあるように感じます。
「邪悪でない」と自己過信するものの心にすでに邪悪が芽生えていたとしたら・・・。
原子力発電所まで自分でもとうとするGoogle。
もしもガバナンスが狂ったら、もしも会社がテロリストに乗っ取られたら・・・。
その存在が邪悪にならないように切に願っています。