2007年5月29日火曜日

生命の重さ

現職の大臣が、政治資金疑惑の渦中に自殺しました。
昔は「末は博士か大臣か」というほど、誰もがうらやむゴールに立った人の生命が、一般的にみれば無念な形で消えたわけです。
こどもたち・若者たちが、どう受けとめるのかと思うと気が重くなります。
「生命ってどのぐらい大事で重いのか」、「どういう人生が幸せな人生なのか」といったことに関連した疑問がわいて、「何をゴール・価値基準にしたらよいのか、わからないよ」と言われても、返すことばがなくなってしまいます。
希望・前向きな気持ちを起こさせるロールモデルがもっともっと増えていかないと、未来へのエネルギーが減っていってしまいそうです。
「間違ったら、素直にみとめてあらためる」、「生きていられることがありがたいことなのだ」、「年長者は、次世代の人たちのためにいる」、といった、先人達が言い続けてきたシンプルなことばを、かみしめるように言い続ける覚悟がいるのでしょう。