2010年6月20日日曜日

お年寄りの受難に思うこと

お年寄りをだます事件が進化しています。

振り込め詐欺から、最近では身内や知人をかたってお金を用意させて玄関先で奪って逃げる事件まで出てきています。それも千万円単位!
身内にも、りんごやら布団やら味噌やら、カモネギとなって買わされている人がいます。
弱者をねらう卑劣な行為であることは間違いありません。
一方で、これは富が高齢者に偏在している事態を象徴するような出来事ではないか、とも思います。
お金そのものが、いまの偏った形にとどまっておられず、その匂いを嗅ぎ付けて悪知恵の働く人たちが群がってくるわけです。
それならばいっそのこと、資産税や、次世代に再分配される仕組みをシステムとして導入したほうがよほど全体の幸福にならないでしょうか?
一部の幸福が一部の不幸を呼ぶ、それがいまの世相のように感じます。