2009年8月1日土曜日

「閉」ボタンは押すがドアはおさえない

エレベータを先に降りる人が、降り際に「閉」ボタンをおしながら降りようとします。

まだ乗っている人の時間を節約しようというマナーのつもりのようです。
まことに不思議な光景です。

エレベータのドアが開ききらないうちに「閉」ボタンを押すので、閉まるはずもなく、無駄な行為です。
体は外に出ているのに手だけ中に残ってボタンを押そうとするから、危なっかしくも思います。
中には、ドアが開ききるまで体を停止して、ボタンをおして、閉まり始めるタイミングでさっと手をひっこめて去る人もいます。
ここまでくるとアクロバット的です。

一方、手で開け閉めするドアを後ろから来る人のためにおさえてあげるというマナーは、まだまだ浸透していないように感じます。
中には、おさえていてもドア係だと思うのかまっすぐ前を見てさっさと通り過ぎる人もいます。

自動ドア当たり前のタクシーもそうですが、日本人の思いやりって、ちょっと行きすぎだったり、肝心のところで抜けているところもありますね。