2009年6月28日日曜日

平凡の偉大さ

約20年ぶり(?)に母校を訪ねる機会がありました。

かつて住んでいた学生寮が取り壊された跡を見にいきました。
新しい建物を建てるのか、基礎工事中でした。

寮の隣には、八百屋さんがあって、ご夫婦が朝早くから夜遅くまで働いていました。
学生時代の少しだけ、早朝バイトをここでさせていただいたことがあって、お弁当をいただいたり、大変お世話になっていました。
お元気かなあと思ってのぞくと、なんと当時のそのままの元気と若さでご夫婦ともせっせと働いておられます。
当時高校生と小学生だった2人の息子は、私学を出て1人は病理医、1人はイタリア料理のシェフとのこと。
孫も3人。
将来は、八百屋を継いで、次男が自分のイタリア料理店を開きたいと言っているという話でした。

毎日、世の中の変化に惑わされずに市場で夜明け前から仕入れを行い、店に並べ、お弁当をつくり、笑顔でお客を送り出す。
これを何十年も続けておられるS木さんご夫妻。
脱帽です。

ひさしぶりに、きれいな魂にふれさせていただきました。
ありがとうございました。