小学生の娘が学校でお店屋さんをするというので、行ってきました。
輪投げや魚釣り、ケーキ屋やアクセサリショップなど、みんな工夫をこらして準備しています。
先生のつくったお金の札を渡して、お店めぐりをします。
始まる前には、「いらっしゃいませ!」、終わると「ありがとうございました!」の大合唱。
耳が痛くなるほどにぎやかでした。
保育園の娘も、保育園でお店屋さんごっこをしています。
社会の仕組みを、このような形で体験していくというのは、以外に大切だなあと思うひとときでした。
先生も生徒も、準備・片付けなど御苦労さまでした。
2007年11月30日金曜日
2007年11月29日木曜日
ほめことばと責めことば
ほめことばと責めことばがあります。
ほめことばは、
- とてもおいしい。
- とてもよくできている。
- 私は感心した。
などなど、言う側も言われる側も心が積極的になります。
つらいのは、責めことばです。- (どうして)△△しないの?
- それがいけないんじゃない?
- △△しないと可哀そうだよ
- それでどうしてうまくいくの?
自分がつい他人に責めことばを使っていることに気づくとゾッとします。
また、少し気分が落ち込んでいるときなどに、責めことばをくらうと、けっこうききます。
ことばの力は絶大なので、よくよく考えて大切にしながらことばを発していきたいと思います。
ラベル: 感情
2007年11月28日水曜日
2007年11月27日火曜日
2007年11月26日月曜日
2007年11月22日木曜日
つねに新人類
CBSの60 minutesで、The "Millennials" Are Coming というのを観ました。
1980年か1995年に誕生した世代であるGeneration Y が会社に入る波が続きます。
テクノロジーにはムチャ強いが、考え方も行動様式も「新人類」なこの世代を理解し、対応する必要があるというトーンです。
本当に異質な世代だとしたら、なにか異質なものを生み出すパワーになるのではないか、と期待できます。
この世代は、明確な理由がなくても、「You are special」というシャワーを浴びて育った世代だ、という視点が面白いです。
自分を過信して失敗することも、よい経験になるでしょう。
ドンキホーテのように、自分に制約をつけずにチャレンジできるとすれば、すばらしいと思います。
ラベル: 世相
2007年11月21日水曜日
なつかしのホームページ
7年前に作成したホームページに、ふと手を入れてみました。
いま思うと、当時なぜ作成しようと思ったのか、よく思い出せません。
単なる好奇心か、たまたま買ったパソコンにホームページビルダーが付いていたからか、家族の記録を残そうと考えたからか・・・。
なかなか、手作りの味わいがつまっていて、なつかしさのあまり、ついつい見入ってしまいました。
インターネット上ではありますが、これも財産だなあと思います。
ラベル: インターネットサイト
2007年11月20日火曜日
敗北を抱きしめて
第2次大戦後の日本の歩みをたんねんに書いた「敗北を抱きしめて」(ジョン・ダワー著)を読みました。
意表をつかれたのは、この本では、1945年から1952年まで、日本は実質的に米国の植民地だったとみなしていることです。
日本は、アジアの中でも、その歴史において植民地化されたことのない数少ない国のひとつであると思っていました。
しかし、たしかにいまの日本は、まるで米国がMaster Countryであるかのような状況が多々みられます。
安全保障はもちろんのこと、経済しかり、文化しかり。
かつて、阿片によって悲惨な植民地となった上海を見た高杉晋作は、日本をこのようにしてはならない、と血をはきながらの行動に出ました。
「誰かが大昔に木を植えたから、今日誰かが木陰にすわっているのだ。」ということばがあります。
先人から受けた遺産を、しっかりと次に渡していかなければなりません。
ラベル: 時代
2007年11月19日月曜日
2007年11月16日金曜日
日はまた沈む
1990年に出版された「日はまた沈む」(ビル・エモット著 草思社)を読んでいます。
実際に執筆したのは1987年から89年だと思うので、日本経済の勢いがとどまることを知らない絶頂期でした。
そのころに、日本の凋落について書くというのは、とても勇気と自信のいることだったと思います。
当時は、ジャパン・バッシング(日本たたき)全盛でした。
約20年たったいま、ジャパン・パッシング(日本とばし)になってしまいました
そのころの人たちには、想像できないような下降が続きました。
ビル・エモットのいうように、ジャパン・パッシングが大勢を占める今、すでにそれをうちこわす種子がしっかり根づいていると信じたいものです。
ラベル: 本
2007年11月15日木曜日
ゴーマン指数
- 100% ゴーマンのかたまり。裸の王様になっている。
- 75% 得意になっている。まわりの情報や声があまり耳に入らない。
- 50% 強気と弱気が交錯。
- 25% 弱気。謙虚だが、覇気もない。
- 0% 完全にひきこもり。
(下図は、ここ1年の日経平均とRSIのチャート)
ラベル: 株式市場
2007年11月14日水曜日
マーケットと幼児の類似性
4歳の娘が、まだ添い寝しています。
早朝にジョギングするために、そーっと起きてベッドを抜け出します。
ときどき、娘はハッと目覚めて、私がいないのに気付くと、怒り狂って泣き続けます。
あやそうにも怒りはとまらず、しばらく泣き叫びます。
あきらめてだっこしていると、忘れたころに泣きやみ、こんどはハイになって騒ぎます。
まったく非合理的で、予測不能な行動です。
ふと、これは株式市場とまったく同じではないか、と考えました。
市場は、雰囲気でセンチメントで荒れ狂って暴落し、突然に静寂がやってきて、またもや雰囲気やセンチメントでハイになって踊り狂うように上昇します。
なんだか似ているマーケットと幼児にどうつきあっていくか、手探りが続きます。
というか、こちらの気持のもちかた次第かな、という気がしています。
相手が熱いときには、こちらは頭を冷やす、一歩引く、ということです。
ラベル: こども
2007年11月13日火曜日
2007年11月12日月曜日
2007年11月9日金曜日
2007年11月8日木曜日
たった一人のたたかい
混合診療を保険適用外とするのは違法とする判断が東京地裁で示されました。
訴えたのは、腎臓がんの治療のために保険適用となる治療と適用外の治療を併用する混合治療を受けた60歳の男性です。
現行制度では、混合治療だと、保険適用の治療も自己負担となるとのこと。
これには、賛否あるようで、むずかしい判断なのだろうと思います。
ただ、私が感嘆したのは、原告がたったひとりでたたかったということです。
こんな裁判は絶対に負けると、弁護士がひとりも受けてくれなかったそうです。
すでにがんとたたかいながら、強い意志をもってもうひとつのたたかいを一人でやり抜いた原告の姿に、感動しました。
ラベル: 感動
2007年11月7日水曜日
2007年11月6日火曜日
教育における競争と自立
教育再生会議などで、教育の世界に競争原理をもちこむ議論がされています。
ワタミ社長がバウチャー制度の導入を提言するなどです。
私は、競争原理によって改革がなされると信じます。
一方で、その過程で多くの混乱がおきるだろうとも思います。
なぜなら、現状では教師も生徒も生徒の親も自立していないからです。
それぞれが、他人がなんとかしてくれる、と思っている限り、自立しないし、競争しようにも無残に打ち砕かれるでしょう。
競争原理があれば、自立がうながされるのか、自立がすすめば競争が回り出すのか。
答えは白か黒かではないでしょう。
しかし、自立とセットでない限り、競争は荒廃をもたらすと思います。
ラベル: 教育
2007年11月5日月曜日
FAQサイト一考
いま日本には、はやっているFAQサイト(Frequently Asked Questions よくある質問集)がけっこうあります。
自分の関心のあるテーマでみているとけっこう楽しいし、参考になることも多いです。
社会の分断されている知を集めて広く活用できるようにする、という意味で、こうしたサイトは有意義ですし、インターネットの大きな可能性であると思います。
一方で、中には安易に質問しているなあ、と思うものもあります。
- 「かんたんにお金をもうけるには?」
- 「管理職になったけれども、なにをしたらよいかわからない・・・」
- 「生きている意味はなに?」
の類です。
私は、自分で苦労して試行錯誤して壁にぶつかるぐらい悩んで、はじめて知が生きてくると信じています。
以前にコンサルティング会社にいたときも、自分の脳でよく考えて答えを探すべきときに、安易に聞いてまわる人は、だいたい伸びませんでした。そもそも、安心して役割をまかせられませんでした。
答えに問題があったときも、「△さんにそうヒントをもらったのです」などと、他人のせいにするからです。
FAQサイトの持続的な進化を期待すると同時に、こうしたサイトによって個人の自己開発力がそがれることのないことを願っています。
ラベル: インターネットサイト
2007年11月2日金曜日
金融とお笑い-傑作番組
日本のお笑いブームは、けっこう長く続いています。
我が家のこどもたちも、とりこになっています。
残念ながら、その内容のほとんどは、軽くて、表層的で、中身がないように思います。
「みんなが笑うからおかしい」というノリです。
以下の番組のような、時勢をふまえたお笑い番組が日本にも増えてほしいと思います。
何度みても、笑えます。
Structured Investment Vehicle (SIV) とか、意味ありげな名前で、金融商品や証券化手法が「良さげ」にみえることを風刺しています。
金融商品に、いい名前をつけさえすれば売れる、というのも笑えます。
たとえば、High Grade Structured Credit Enhanced Leverage Fund。
HighとかEnhancedとか、いかにもピカピカの、もうかりそうな名前です。
これを「Magic of the Market (マーケットの魔術)」と言うのが、とても笑えます。
ラベル: 株式市場
2007年11月1日木曜日
途中でやめなければ、必ず成功する
20年以上前に、田原総一朗がミサワホームの三沢千代治社長(当時)にインタビューし、こう書いています。
「失敗、つまり不成功というのは途中でやめてしまうためで、何事も途中でやめなければ、いつかは必ず成功するのだというのである。恐るべきオプティミズム・・・。」
「三沢は、『途中でやめなければ、必ず成功する』というオプティミズムを持て!といいたかったのだろう。」
(出典:「日本の創業超資産家たち」田原総一朗著、徳間書店)
とても深いことばです。
肩肘をはらず、やりつづける。
これを銘としたいものです。
ラベル: 感動