2007年5月31日木曜日

夕陽

こどもを保育園に迎えに行くと、山の上に真っ赤な夕陽が。
なんだかとても大きく見えて、感動してしまいました。
古来、ご先祖様たちもこの夕陽を見てきたんだなあ、何を考えて1日を終えたのだろうか、などと思いをはせてみました。
お天道様にめぐまれて、勿体ないことです。

2007年5月29日火曜日

生命の重さ

現職の大臣が、政治資金疑惑の渦中に自殺しました。
昔は「末は博士か大臣か」というほど、誰もがうらやむゴールに立った人の生命が、一般的にみれば無念な形で消えたわけです。
こどもたち・若者たちが、どう受けとめるのかと思うと気が重くなります。
「生命ってどのぐらい大事で重いのか」、「どういう人生が幸せな人生なのか」といったことに関連した疑問がわいて、「何をゴール・価値基準にしたらよいのか、わからないよ」と言われても、返すことばがなくなってしまいます。
希望・前向きな気持ちを起こさせるロールモデルがもっともっと増えていかないと、未来へのエネルギーが減っていってしまいそうです。
「間違ったら、素直にみとめてあらためる」、「生きていられることがありがたいことなのだ」、「年長者は、次世代の人たちのためにいる」、といった、先人達が言い続けてきたシンプルなことばを、かみしめるように言い続ける覚悟がいるのでしょう。

2007年5月28日月曜日

一日一言

今年の2月から、自分がいいなあと思ったことばを、「エネーブライフなきょうのことば」として平日に1つずつ投稿しています。
先日、図書館でふと「一日一言 -人類の知恵-」(桑原武夫編 岩波新書)をみつけました。1956年12月10日第1刷発行 2005年4月5日第72刷(!)発行です。
このようなことは、誰でも考えることでしょうから、いろいろな人がやっていて当然ですが、桑原武夫氏のような大家からのロングセラーがあったことを今頃知った次第です。
大家を仰ぎ見つつ、コツコツやっていきます。

2007年5月25日金曜日

読書百篇

人の講話をCDで聞いたり、手引書や指南書などを本で読みます。
一度読んで、わかった気になりますが、何回も聞いたり読んだりして、「ああ、そういうことだったのか」と思うことが何度もあります。
情報過多の社会にあって、本は流し読み、それで知識を得た気になってしまいます。
でも、それが地となり肉となっているかというと、そうでないことが多かったりします。
読書百篇 意自ずから通ず
肝に銘じておきたいと思います。

2007年5月24日木曜日

地球を走るカップル


前にいた会社の同僚だった外国人カップルが、休職して世界各地のマラソンに参加しながら、地球をまわっています。

感心したのは、募金をよびかけながら走っていることです。なんでも、タンザニアとケニアのHIV/AIDS孤児たちを援助するNPOへの募金だそうです。また、そのようなサイトがあるというところがインターネットの可能性を示していると思っています。

そのサイトでは、募金の申し込み、募金者たちのコメントや応援メッセージ、本人たちのブログなどをみることができます。



今週はどの国でどうしているかな、などとのぞいてみるのも楽しみです。インターネットのおかげで、地球が小さくなりました。

2007年5月23日水曜日

スイマセン

日米の比較文化論の中で、「謝る apologize」についての考え方の違いがあります。
日本人は、「まるくおさめる」ためにまず謝る。アメリカ人は、「『謝る=非を認める』ことであり、それに至るには十分かつ妥協のない議論がなければならない」と考える。
私の経験的には、日本人は「スイマセン」を多発し、アメリカ人はThank youを多発します。
スイマセンは、ありがとう的な意味までもっていて、なにかちょっとしたことへのお礼には「ありがとう」というと大げさで照れくさく、スイマセンというように思います。あいさつも、「スイマセン、いつも」などと始まったりします。一方で、はっきりと「どうもありがとう」とか「ありがとうございます」というのは、よほどかしこまったシチュエーションになるのではないでしょうか。
一方で、アメリカ人(そして他の多くの国でも)は、ちょっとしたことにThank youというのを惜しみません。レストランで水をついでもらっても、道をゆずってもらっても、家族での食事でなにかとってもらったときでも。
それぞれ文化ですから、どちらが正しいということではありません。でも、やっぱり言葉の本来の意味どおりに使いたい気がします。

2007年5月22日火曜日

インプット、アウトプット

私には、インプットとアウトプットの波があるように思います。
ひたすら本や映画や人の話を聞いて、自分の中にエネルギーをためる時期と、ひたすらものを書いたり、話したり、なにかを創ることに情熱をもつ時期です。
思えば、これまでこの2つの波のくりかえしで、ほかの人からみれば多重人格的なわかりにくい人間であることでしょう。社交的かと思えば人嫌い、活動的かと思えば引っ込み思案、多弁かと思えば寡黙。
自分なりには、この組み合わせでバランスがとれているのかなあと思いもします。

2007年5月21日月曜日

日高山伏物語

小学生のころ、椋鳩十が好きで、図書館の本をかたっぱしから読みました。 その中でも、「日高山伏物語」がお気に入りでした。 ケチンボの山伏どのの、つきぬけたケチぶりの小話集です。 ケチを揶揄しながらも、ものを大切にすることを教えてくれる本でした。 先日、こどもに読ませたいと思って、探し出して渡したら、まったく関心を示さず、感想もありませんでした。環境の違いなのか、時代に合わないのか。なにか感じてほしいものです。

2007年5月18日金曜日

とんち

お笑いブームが長く続いていますが、とんちという言葉を一向に聞かなくなったように思います。
一休さんとか、曽呂利新左衛門(そろりしんざえもん)とか、とてもウィットに富んでいます。
年寄りのひがみか、どうもお笑いブームのお笑いは表層的であり、加虐的であり(誰かを標的にして攻撃的に笑い物にする)、「みんなが笑うから私も笑う」的であるように思えます。
心の底からジュワジュワっと笑いがこみあげるような「とんちブーム」に期待です。

2007年5月17日木曜日

もう8年半ほど、河のそばに住んでいます。けっこう大きな河で、ゆったりと流れています。 一昨日から鮎釣りの解禁ということで、釣り人でにぎわっています。 昨日は、週に1度通っている大学の教室の窓から、新緑にはえる河の風景を楽しむことができました。

ありがたいことです。
このようなすばらしい環境に、もっと働いたり学んだりする場所ができるといいなあ、と思います。いまのところ大学1つだけです。

2007年5月16日水曜日

I/O

私のコンサルタント時代の上司に、ものすごい技術屋がいました。

東大在学中からITの会社を友人とつくり、先端技術を熟知。MicrosoftのWindowsがまだ普及していない当時に、自分のマッキントッシュを会社に持ち込み、改造しながら使っていました。どんな技術的難問にも即答し、どうみても1日20時間は働いていました。一説によれば、彼が夜中にさすがに疲れをみせたと思いきや、「うーん、これはいかん。電池を交換せねば」と言って、自分の腕をパカッとあけて電池を交換したというほどでした。

あまりにも頭の回転が速くて、言っていることが、考えていることのはるか後から出てくるので、なにを言っているのかわからないことがよくありました。「あの人はCPUにI/O(Input/Output)がついていっていないよね」と私たちは言っていました。

最近、私もやりたいことがなかなかすぐに形にできず、忸怩たる思いをすることがあります。でも、私の場合は、CPUが速いからではなく、I/Oがあまりにも貧弱・微力だからですが。

最近あまり聞かないコンピュータ用語のI/Oで、ふとそんなことを思い出しました。

2007年5月15日火曜日

中国パワー

Googleで調べ物をしていて感じるのは、特にマイクロソフトの技術関連の検索結果に中国語の内容が目につくことです。
読めないので内容はわかりませんが、英語のキーワードからするとかなり深い内容のように思えます。
ITにおける中国の躍進を肌で感じてしまいます。

2007年5月14日月曜日

そそっかしさ

今朝、こどもが登校班の集合時間よりもすいぶんはやく家を出たと思ったら、水筒を忘れていました。彼らよりも少し遅れて出て、その水筒をもっていってあげた彼らの妹は、別のものを忘れていました。
しかたなく、事務所へ行く途中に回り道をして学校へ忘れ物を届けてやりました。ふだん通らない河沿いの道を通ることになり、好天のもと、すがすがしい風景を見ることができました。失敗のおかげの副産物です。
私もそそっかしくて、いろいろ失敗してきました。でも、「なにか新しい体験をするきっかけ」と思うと、不思議とそういう体験をできたような気がします。そそっかしい性格は、なんとかしたいものですが。

2007年5月11日金曜日

enabLife! 始動

2007年5月9日(ごくうということで、孫悟空の日らしいです)に、サイトenabLifeをローンチしました。まだまだ内容面はこれからですが、まずはプラットフォームができました。
ワタミやGMOの創業者が言っておられるような、「夢を手帳に書いて実現する」ということに共感したこともあります。また、自分なりに、インターネット革命を個人の幸福に役立てたいという思いもあります。そして、運の良い自分の人生においてお世話になったこと、学ばせていただいたことを自分なりに咀嚼してアウトプットする手段でもあります。ネットワーキングであったり、e的なネットワークやデータベースであったり、Management by Objectivesであったりです。
少なくとも自分というユーザーは生きている限り存在するので、「継続」を最上の命題として進化させていきたいと思います。

2007年5月10日木曜日

思い出横丁

リリー・フランキ-の「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」をいまごろ読みました。上京した母においしいものを食べさせようと思ったけれども、気のきいたレストランを知らず、行きつけの思い出横丁のつるかめ食堂で乾杯した、というくだりがあり、思わずなつかしくなりました。
学生のときに、私もずいぶんとお世話になったものです。たしか音羽食堂というのもあって、納豆定食が290円とかで、よく栄養補給したものです。
思い出横丁、いつまでもあってほしいです。

2007年5月9日水曜日

ディスカッションリーダー

大学生10数人を相手に、ディスカッションリーダーをつとめました。
題材にしたかった本や映画を読んだ/見たことある人?と聞いても誰もいなくて、あせりました。世代のギャップでしょうか。
ひさしぶりに、緊張感のあるひとときでした。大学生の眼が、ぎらぎらしているようだといいなあ。もっとも、20年ほど前の自分の学生時代を思えば、そんなことを言う資格はありませんね。

2007年5月8日火曜日

Googleさまさま

サイトの準備をする中で、技術的に苦労しています。
Googleで、似たような事例をさがすことで、ずいぶんと助けられています。
きのうも、1つ悩んでいたことが、ドンピシャの記述をみつけて即座に解決して、思わずガッツポーズでした。
地球をおおう偉大なる知識空間の恩恵なしには、ここまで来ることはできなかったでしょう。生産性を大いに助けてくれているGoogleと、Web空間に知識を貢献している人たちに感謝です。

2007年5月7日月曜日

知らない町

連休の混雑の中、父のいる三重へ家族で出かけました。
知らない町を歩くのが好きで、銭湯をみつけ、入りに行きました。
知らない町で、いいお湯につかると、なんだか幸せな気持ちになります。
日常と非日常のバランスを身体が求めているのでしょう。

2007年5月2日水曜日

根切り

連休に、庭の雑草を徹底的にぬきました。
根が張っていてしつこいのですが、今回は根を切るカッターのような道具を新兵器として投入しました。
そのおかげで、とてもはかどりました。
あらためて、道具を選ぶことの大切さを実感。
それにしても、草木や土をいじっていると、頭のなかがからっぽになって爽快です。
家のまわりにはうっそうとした新緑。最高!

2007年5月1日火曜日

古巣

先日、古巣の仲間たちのとあるお祝いの場に呼んでもらいました。
約半年ぶりに会うのに、ついきのうも一緒にいたような感覚です。
それぞれに、変化あり、変わらぬことあり。
いっしょの時間を共有できたことに、深く感謝です。